コロナ禍でのコールセンター勤務はあり?クラスター対策は大丈夫?

2021年になってもコロナウイルスの驚異は衰えることなく長期戦に入りました。

緊急事態宣言が出されても、クローズしているコールセンターはほとんど無く、出勤人数や回線数を絞って営業しています。

これからコールセンターに勤めようとしている方や、感染リスクを心配して退職を考えている方はこの記事を読んでみてください。

全国のセンターがこの通りであるとは申し上げませんが、全国的に行われている対策やコールセンターの現状をご紹介いたしています。

 

結論、大丈夫です。

コロナ禍のコールセンターはどうやって営業しているの?

コロナ禍でテレワークや在宅勤務が推奨されている中、実行に移せないのがコールセンター業界。

それもそのはず、在宅率が上がり通販の売り上げは急上昇、パソコンや家電などのテクニカルセンターでは普段機器を使っていなかった層がこぞって問い合わせをしてくるため入電状況は120%~の超繁忙です。

人数を絞って営業

飲食店のように営業時間を短縮しているコールセンターはほとんど見かけません。

では、どのようにコロナ禍対策をしているかと言うと、出勤人数を絞っているのです。

コールセンターでは正社員はほとんど勤務していません。

実際に電話対応しているオペレーターさんはアルバイトか契約社員、いわゆる時給で働いている方ですね。

給与保証をしているところもあれば、単にシフトを減らされてしまうセンターもあります。

 

回線数を絞って営業

コールセンターの受付時間を短縮しているところもほとんど見ません。

ほんと、コールセンター勤務の人たちは頑張っていますよ。

しかし、出勤人数を絞っているのでそのままにしておくと出勤している人の能力以上の電話がかかってきてしまいます。

なので、回線数を絞り、つまりつながりにくくして営業しているところもあります。

電話をかける方にとっては「つながらない!」とお怒りでしょうが、働く方にとってはもう必死で対応しているのでどうか許して欲しいです。。

 

コロナ禍ではどんな対策をしているの?

コールセンターでは、一般企業よりも一つのフロアに就業する人数は多いです。

場所によってはワンフロアで100人近くのオペレーターが働いています。

コロナ禍に限らずこれまでもインフルエンザなどの流行病は致命傷と言われる業界で、一人かかれば共倒れ、、なんてことも「あるある」でした。

しかし、コロナの場合は集団感染以前に、かかった人が現れていしまったらフロアー全体がクローズしなければなりません。

これは、多方面の死活問題になるので、センターとしては絶対に感染者を出してはならないのです。

また、コールセンターを設けている企業は、有名企業が多いため感染者が出ればマスコミ発表を逃れられません。委託会社の名前も当然表に出ますし、想像以上の大ごとになってしまうという恐怖もあります。

このような理由もあり、感染防止対策にはものすごく力を入れています。

 

席の間隔を空ける

ご心配なく、席の間隔は一席以上空けて仕事してます。

元々隣同士とは仕切られているので唾液が飛ぶことはないと思いますが、それでも飛沫感染対策として席の間隔は確保しています。

休憩室や喫煙室も、一度に利用できる人数を決めてそれ以上は部屋に入れないようにしています。

やはり「マスクを外してのおしゃべり」が感染への第一歩ですからね。

 

消毒、消毒、そして消毒

もう、とにかく消毒してます。

各人が使用するマウス、キーボード、座席は毎日アルコール消毒。

出入りする扉のノブは一日3~4回アルコールで拭き、出入り口には全てアルコール消毒スプレーを置いてます。

昨日はフロア全体の抗菌化が行われ、抗菌加工の工事?が行われています。

このように、一般企業よりも人の出入りが激しく「話す」ことを生業としているコールセンターは感染者を出さないために必死の努力をしております。

 

今からコールセンター勤務はありなのか?

筆者は管理者なので出社制限もなく通常勤務です。

当センターは、休業補償を出しているので「給料が半分になって生活できない!」なんてオペレーターさんはいないと思います。(全員に面談しています)

お客さまもいらだっている人もいれば、「こんなご時世なのに大変ね、ありがとう。」と言っていただける方も増えてきました。

感染リスクは、業務内というよりは通勤や帰りに複数人で外食をしたときなどのリスクが心配ですね。

こんなご時世だからこそ、リストラや就職先が無いという方は、コールセンターはありです。

先日も50代の男性と女性が入社されています。

楽な仕事ではありませんが、一度スキルを身に付けてしまえば働きやすい職場ですよ!